ポール・オフィット著・ナカイサヤカ訳『代替医療の光と闇 魔法を信じるかい? 』(地人書館、2015)の「第8章 ガン治療」では副題に「スティーブ・ジョブズ、サメ軟骨、コーヒー浣腸 などなど」となっており、ジョブズのがん治療からの経緯を書いています。

 そこには「……しかし、彼の選択は致命的だった。手術を受けたときにはがんは広がっていた。2011年10月5日、入退院を繰り返した末、スティーブ・ジョブズは治療可能な病で死亡した……」と記されています。

 スティーブ・ジョブズが実践したゲルソン療法は、米国で1930年代にマックス・ゲルソンが、がんをはじめとする病気が食事療法で治るという「奇跡」の方策を提唱したことから始まりました。

 数ガロン(米国では1ガロンは約3.8リットル)の果物、野菜、子牛の生の肝臓を混ぜた自然食(液体)を摂り、毎日コーヒー浣腸をして有害な体毒をデトックスする療法です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7bfde192230a8d1470645293c8d42e67a98347c?page=2