阪神の嶌村聡球団本部長は17日、藤浪晋太郎投手が希望しているポスティングシステムを利用した今オフの米大リーグ挑戦を容認することを明らかにした。兵庫県西宮市の球団事務所で「10年間やってくれた。そういうことも踏まえた上での総合的な決断」と語った。



藤浪も取材に応じ、球団への感謝を口にした上で「胸の高鳴りと少々の不安がある」と心境を吐露した。投打二刀流で活躍するエンゼルスの大谷翔平投手とは同学年で「メジャーリーグにいれば対戦する機会もあると思う。楽しみ」と心待ちにした。

球団によると、移籍がかなわなかった場合は来季も阪神でプレーする見込み。 藤浪は大阪桐蔭高からドラフト1位で2013年に入団し、新人から3年連続で2桁勝利をマーク。その後は制球難による不振が続いたが、今季は160キロ前後の剛速球を武器に復調の兆しを見せ、後半戦で3勝を挙げた。

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