メジャー挑戦について懐疑的な声は少なくない。26試合に先発した2017年を最後にほぼ戦力になっておらず、今や「死球」は藤浪の代名詞。
今季も16試合に登板、10試合に先発したが、防御率3.38。先発防御率3.84は12球団の同平均3.26にすら及ばない。「世界最高峰で勝負」以前の問題に映る。

 しかし、米球団の見方は違うようだ。

 冒頭のデービス氏は「高卒1年目から3年連続2ケタ勝利をマークしたように、ポテンシャルは高く評価されている」と、こう続ける。

「レイズ、ドジャース、アストロズ、レッドソックス、ジャイアンツなどの強豪は、そんな藤浪の素質を開花させられる自信を持っている。
彼らに共通しているのは、データや統計学に基づいたレイズやドジャース出身のフロントが編成責任者を務めていることです。例えばドジャースは投手に21人以上の打者と対戦させず、レイズはオープナーを定着させた。

日本だとピッチング内容が悪いとすぐにフォーム改善だとなりがちだが、メジャーでは心理学者やカウンセラーの指導を仰ぐケースはあってもフォームにメスを入れることはあり得ない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/870e2d93ccc33e3fb68a21f2d578ed1d1548d9fa