彡(゚)(゚)「今日は…やきうが…」
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無く、俺達はチーム交流会ということで横浜の街で飲んでいた。
牧「うげー、酔った」
俺「無理するからやろー、歩ける?」
ほとんど飲めないと言っていたくせに、
一次会と二次会で1杯ずつ空けようと頑張っていたのを見た。
俺は牧を軽く支えながら、既に散り散りになったメンバーの後から店を出た。 外はいつの間にか土砂降りになっていた。
俺「これは…あかんなぁ…傘無いし」
牧「テルどうする?」
俺「駅までは遠かったし、タクシーしかないやろ」
牧「ホテル決まってないんでしょ?うちくる?」
俺「まじ、いいん?」
牧「もちろん、とりあえずタクシー捕まりそうなとこまで走るか」
俺達は結局びしょ濡れになりながらなんとかタクシーを捕まえた。
そして狭い車内で体が乾く間もなく牧の家に到着した。 俺「おじゃましまーす」
ドアを開けると、少し牧の香りのする空間があった。
牧「まだびしょびしょ?先シャワーいいよ」
俺「まじ、ありがと」
牧「タオル置いてあるやつ使っていいから」
牧はこんなシャンプー使ってるんやなー。
そんなことを考えながらありがたくシャワーをいただく。
秋の雨で冷えた体に体温が戻ってくる。
牧「上がった?次は俺が」
入れ替わりで牧が入っていく。
俺は着替えを借り、髪を乾かして待っていた。 少しして牧も上がってきた。
牧「なー、髪乾かしてくれない?」
俺「えぇ?自分でやれよ」
牧「宿代だから」
俺「しゃーないなあ」
洗面台の前で待つ牧の後ろに周り、ドライヤーをかける。
左手の指を牧の髪に入れ、わしゃわしゃと動かした。
少し硬めの髪の毛だ。
牧「あー、なんか気持ちいいなー」
俺「なにが?」
牧「指、頭撫でられてるみたいで」
俺「何いっとるん」 短髪なので髪はすぐに乾いた。
牧「もう終わり?」
俺「乾いたんやから終わりやろ、焦げるまでやるん?」
牧「もっとわしゃわしゃして欲しい」
俺「なんやそれ…」
断る理由も特にないので、両手でわしゃわしゃと優しく髪をかき動かす。
俺「よしよーし牧くんいい子でちゅねー」
牧「んん…」
俺「お酒苦手なのに頑張って飲めましたねー」
牧「ん…ふふっ」
もぞもぞと頭を動かし、俺に寄りかかってくる。
俺「重い重い、もうええやろ」
牧「やばい、なんかあったかくなって眠くなってきた」
俺「ベッドまでは自分でいけよー」 無理して酒を飲んでいたのと、
シャワーとドライヤーで体が温まったせいだろう、
牧はベッドに横たわるとすぐに寝息を立て始めた。
俺「ライト消すのは…これか?カーテンも閉めてないし…」
夢の中にいる家主の代わりにあれこれと寝る準備をする。
カーテンを閉めようと窓を見ると、雨の降りは幾分か弱まっていた。
しかし依然として雨音が響いている。
今夜中は雨だろう。 部屋の電気を消し、俺もカーペットの上に横たわった。
両手の指先がまだ温かかった。
あまり気にしないようにしていたが、着ている服のせいで自分の全身がほんのりと牧の香りに包まれているのは変な感じだ。
目をつぶった。
寝返りをうった。
また目を開いた。
なかなか眠れなかった。
雨音のせいだろうか。
~~~~~♪
https://youtu.be/uzi8SqefJ4Q
~~~ショパン「前奏曲 Op.28 第15番『雨だれ』」
END
※全てフィクションです。 まあみんなチェンソーマン見とるよな
ワイも見とる
ほなまた やる気あるんか?
真面目に書けや
真面目に書かないなら書くな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています