勝った内田浩一は検量に引き上げてくる際、マックイーンの馬上で涙を浮かべ、拳を突き上げた。
 「本当にうれしかった。この馬で悔しい思いをしていたので、(涙を)こらえ切れなかったです」
 その悔しい思いとは、前走の嵐山S。当時は菊花賞と同舞台の準オープンが、京都新聞杯の前日に施行されていた。内田浩一騎乗のメジロマックイーンは1番人気で挑んだが、9頭立ての少頭数にもかかわらず不利をさばけず2着だった。


9頭で詰まるとか相当ヘタクソなんかこの謎の騎手