18日、円相場は一時1ドル=149円台をつけ、32年ぶりの円安を更新しました。

インバウンド“需要復活”の一方で、母国で暮らす家族への仕送りの額が減るなど、日本で働く外国人に大きな影響が出ています。

鋼材加工の会社『松山鋼材』で働く、ベトナム出身のグェン・ティ・タムさん(24)は、3カ月に1度、約20万円をベトナムの家族に仕送りしています。

グェン・ティ・タムさん:「送る金額は変わらないのに(家族に届く)お金は少なくて残念。(Q.減ったことに家族は)家族はいま送らない方がいいよと。

7人家族の3カ月分の生活費の一部となっていた20万円。1年前、20万円は4200万ベトナムドンでしたが、現在は、3200万ベトナムドンと、2割以上目減りしました。

日本を離れることも頭をよぎります。

グェン・ティ・タムさん:「みんなが日本に行きたい理由は、ほとんど経済のため。日本で働いて、ベトナムに送りたい。これ以上(円が)安くなったら、他の国に行くか、ベトナムに戻って仕事した方がいいか、考えないといけない」

円安が人手不足に拍車をかけるかもしれません。

テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/532ba6243a4d56f5a8cc4e0cd58b80e83b0244b4