0001それでも動く名無し
2022/10/20(木) 09:29:18.56ID:h9jk1ha5rhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fbd1a819dcf0c405ff4cc5816c1f1ef396fa72d4
留学生を鎖で拘束する人権侵害の事件があった、福岡市の日本語学校。国から留学生の受け入れを認めない処分を受けたが、裁判所の決定で一転、当面の受け入れが可能となった。翻弄される留学生たちのいまを取材した。
問題の発端は、SNSで拡散された一本の動画。
2021年10月、転校を申し出た留学生のベルトに、講師が鎖をくくりつけ数時間にわたり身体を拘束したという。
撮影されたのは、福岡市南区の西日本国際教育学院だった。
事態を重く見た出入国在留管理庁は、学校に対し、新たな留学生の受け入れを5年間認めない処分を出した。また警察も、学校を退職した元講師の男を逮捕、監禁の疑いで書類送検した。
“鎖事件”当事者の元講師「なぜコトがここまで大きくなったかわからない」
”鎖事件”を起こした当事者で、西日本国際教育学院を去った元講師はいま、何を思うのか。
関係者を通じて、元講師の話を聞くことが出来た。
元講師(取材メモより):
(暴れる)学生の身を、自分のすぐ近くにとどめておくための行動だった。学生には申し訳ない事をしたと思っている。
ただ正直、なぜコトがここまで大きくなったのか分からない。自分も他の職員も、いつも通り上からの指示に従って、学生課職員としての対応をした。
勝手な対応をして上層部から問題視された場合、学園総長か理事長から、全職員の前でつるし上げられ怒鳴られる。当時は何らとがめられることは無かった。学園総長は「指導対象の学生が正直に言うまで帰すな、ずっと(職員室に)置いとけ」と常日頃から言っていた
取材に応じた別の元講師と同様に、学園総長が留学生を厳しく指導するよう指示し、それができない職員は罵声を浴びせられていたことを明かした。
しかし”鎖の事件”が、SNS上で話題になると、態度を一変させたという。
元講師(取材メモより):
1階の応接室に呼び出され、学園総長から「学校もかばいきれん」「身を引いてくれんか」と言われた。理事長からは「今回の事は問題とは思わない」と言われた。自己都合退職扱いで退職しました
学園総長の威圧的な指導方法が、事件や問題を引き起こす原因になっているのではないか。
学校側に質問状を送ったが、学校側は学園総長の責任には触れず、学校内での人権意識やコンプライアンス意識の低さを反省していると回答した。
学園総長が語っていた…講師や留学生に“恨み節”
しかしテレビ西日本は、学園総長が過去、自らの指導について非を認める録音データを入手した。
宮田学園総長(2016年10月録音より):
俺のやり方が、まずかったけんやろうね、辞めていくやつはね、何人も入管とかに言うていっとる
2016年、学校幹部が集うミーティングでの学園総長発言。学園総長は「俺のやり方がまずかった」と語る一方で―。
宮田学園総長(2016年10月録音より):
向こう(入管庁)の言い分も、辞めていく人は「総長の考え方について行ききらんで辞めていくようですね」という言葉まで出たしね。「私はそんな難しいこと、出来ないことをしてきた訳ではないと、そりゃ本人が出来んけん辞めていったんじゃないですかね」という風なことを言ったけれども。
特にね、外国人はね、すぐにね、入管とかに、いままでの経験からいけば、たれ込むというか、助けを求める。学生もそうですよ。学生でも「進学させんやった」とか言うて、入管に行っとるたいね
学園総長は、学校を辞めて入管に助けを求めた講師や留学生たちに対し、恨み節を語っていた。
今回の問題で現状、裁判所が一時的に留学生の受け入れを認める決定を出した訳だが、正式に処分が取り消された訳ではない。
国の処分から約1カ月。学校を辞めたいという声が、いまなお複数上がっていて、学校側の日本語教育、指導のあり方に厳しい目が向けられている。