小関先生の2016オリックス採点

オリックス 80点

 今年も、1位は山岡泰輔を単独指名した。さらに2位で黒木を指名。この2人は完全に先発型の即戦力である。抑えの平野佳寿、中継ぎの佐藤達也、塚原頌平、先発は金子千尋、西勇輝、ディクソン、松葉貴大と現在のリリーフの顔ぶれは悪くなく、打線も糸井嘉男、T-岡田、安達、西野真弘に、シーズン後半に頭角を現した吉田正尚、若月健矢と並び、若手の園部聡、大城滉二も控えている。投打に悪い要素はないのに、ただ層が薄い。そういう状況の中で確実に使える2人を上位で指名したのだから評価できる。

 5位小林慶祐、8位澤田圭佑も即戦力候補。小林は187cmの長身から投げ下ろすストレートが東京情報大時代から定評があり、社会人になって低めにコントロールされるようになった。澤田は大阪桐蔭時代の恩師、西谷浩一監督が「澤田はプロではリリーフで成功すると思う」と言った言葉が耳に残る。ちょっと太り気味なので5キロダイエットしてほしい。