18日に兵庫・西宮甲山の監督に就任した元朝日放送アナウンサー・清水次郎氏(51)が22日、兵庫・西宮市の同校で初陣となる練習試合・宝塚北戦に臨み、1―6で敗れた。初回に先制したが、その裏に3失点し、主導権を奪えなかった。「難しいですよね。当たり前ですけど、全く慣れない」と苦笑いで振り返った。

 看板アナウンサーとして、阪神戦や高校野球などの実況を長年務め「高校生と大の大人が真剣に向き合う姿が眩しく見えた。そういう関係がいいなと思った」と教師に転身し6年。「(元阪神の)金本知憲さんは本塁打を打っても打たなくても試合後に、いつも素振りをする。いい意味で恐れているんですよね。恐れや不安を抱かないと、努力できない」と取材で培った経験も選手に伝える。