自民党の山際大志郎氏(衆院神奈川18区)は24日夜、岸田文雄首相に経済再生担当相の辞表を提出した。その後、首相官邸で記者団の取材に応じ「(旧統一教会との関係に関し)外部から指摘をされることによって、それを説明するという後追いの説明という形になってしまった。結果としてそれが政権に対してもご迷惑をおかけすることになった」と述べた。議員辞職の考えを問われたのに対しては「国会議員として何か法に触れるようなことをやってきたというわけではありません」と否定した。

山際氏は、これまで旧統一教会の会合に複数回出席したことについて、「当該団体の信用を与えるような結果となってしまったことについては、深く反省もしておりますし、これからはそういうことがないようにやってまいりたい。国会議員の活動は、しっかりと信用を取り戻すためにこれからも続けたい」と話した。

一方で、旧統一教会と自らの関係は「それほど深い関係ではなかった」と説明。「なにか深い関係があったわけじゃないので、(逐一の)説明ができなかったというのは事実なんですね。数多くいろんなものがある中の一つとして扱ってきたものに対してなにか印象としてインパクトがあるもので無い限り、なかなかそれは難しいと思うんです、説明をしろといわれても」と語った。

辞任がこの日になった理由については「(衆参両院の)予算委員会が一巡し、国会審議にに障らないようにするべきではないかと考えてきたんですけれど、このタイミングを逃すわけにいかないかなと思った」とした。

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