そらそうなるよ


メキシカンリーグの場合 他のリーグにはない特殊な環境があります。それはリーグの半数の球場が標高1,000m以上の高地に位置するという点です。

アメリカメジャーリーグで最も標高の高い球場であるコロラド・ロッキーズの本拠地”クアーズ・フィールド”。その標高1580mは日本で言うと阿蘇山の頂上くらいの高さです。しかし、その程度の標高はメキシカンリーグでは全体の7~8位くらいで平均のちょっと上でしかありません。
上には上がいるということで、メキシカンリーグ1位はメキシコシティ・レッドデビルズのEstadio Alfredo Harp Helú。メキシコシティの標高2,240mは富士山で言う富士宮口の五合目位です。クアーズ・フィールドもその標高の高さのため打球への空気抵抗が少なく『打者天国』と言われる球場ですから、リーグの半分近くがそれに近い高度にある訳ですので異常な環境と言えるでしょう。