注目は今季開幕4番を任されながら、打率・264、20本塁打、84打点と微妙な成績に終わった佐藤輝の扱いだ。指揮官は「WBCの強化試合があるから、今はあまり言わんようにしたい。今のスタイルで候補に選ばれたんやから。バラバラになって行かれても困る」とまずは静観の構えも、「でも、帰ってきたら変えないといけない」と断言。来たる秋季キャンプで本格的な打撃改造に着手すると予告したのだ。

かねて佐藤輝に「求めるものが高いので物足りない」と手厳しい見方をしてきた岡田監督は、「タイミングを取るのが全然遅い。投手が足を上げても動かない。2年前から言ってる話」「遠くに飛ばせるのに、差し込まれてばかりで今は全然飛ばない。あの高いグリップの位置では絶対に打てない」と酷評連発。潜在能力を認めるからこそだが、コレ、期待値の大きさだけの話でもない。