【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で29日夜、ハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒し多くの死傷者が出た事故で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は30日午前に緊急談話を発表し、「国家哀悼期間」を設ける方針を明らかにした。

韓国消防当局によると、現在までに事故により151人の死亡が確認された。 尹大統領は「実に惨たん(たる思い)だ」として、「ソウルのど真ん中で起きてはならない悲劇と惨事が起きた」と表明。「不意の事故で亡くなった方々の冥福を祈り、けがをした方々が早く回復することを願う」とし、「ご遺族にお悔やみ申し上げる。国民の生命と安全の責任を負う大統領として心が重く、悲しみを抑えきれない」と述べた。

また、「きょうから事故の収拾が一段落するまでを国家哀悼期間に定め、国政の最優先順位を事故の収束と後続措置に置く」と強調。「事故の原因を徹底的に調査し、今後同様の事故が再発しないよう根本的に改善する」とし、「地域のお祭りも緊急点検を実施する」と述べた。

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