彡(゚)(゚)「今日は…やきうが…」
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彡(^)(^)「無くて暇やしデスゲームでも開催したろ!」 カイト「どこや…ここ…?」
目を覚ますとガラスに四方を囲まれた部屋にいた。中には何も無い。
カイト「どうやって出たら…」
ガラスの外を見ると、少し空間をあけて、隣にももうひとつ同じようなガラス部屋があった。
その中には…
ショウセイ「おい!なんだよここ!出せよ!」ガンガン
カイト「あ、ショウセイさん…」 その時、2つの部屋の間の前方にある大きなモニターが光った。
彡(゚)(゚)「その壁なら超強化ガラスやから藤浪の球でも緒方の平手打ちでも割れへんで~」
カイト「なんすかここ!出してください」
ショウセイ「お前もおるんか…おい、出せよ!」
彡(^)(^)「君らには今からゲームをしてもらうで」
彡(゚)(゚)「その名も『ハロウィンクイズゲーム』や!」 彡(゚)(゚)「今からワイがどんどんクイズを出していきますので相手より早く答えてください」
彡(゚)(゚)「正解できた方の部屋には1体、正解できなかった方の部屋には2体、ワイお手製のリアル人形が投入されます」
彡(゚)(゚)「先に相手が圧死したら勝利です」
カイト「えっ、正解しても人形が…?」
彡(^)(^)「せや、そっちの方が緊迫感でるやろ?」
ショウセイ「ふざけんなよ!誰がやるかそんなゲーム!出せ!」
彡(゚)(゚)「試しに1体ずつ人形入れてみるか、君らの愛する人をかたどった人形やで~」 ボン!と上から人間の大きさの人形が出てきて直立した。
カイト「これ…」
人形、というか、動かないこと以外は人間にしか見えない。
しかもその姿は自分の妻そのものだった。
ショウセイ「なんだよこれ…」
隣の部屋にはショウセイさんの彼女の人形が立っていた。
ショウセイさんが肩を持って揺すっているがビクともしないようだ。
彡(゚)(゚)「答えんかったら1問あたり2人ずつその人形が増えていって潰れ死ぬだけや、ほな始めよか!」
ショウセイ「くそっ!やるしかないんか」 彡(゚)(゚)「第1問!10円玉は何でできている?」
ショウセイ「はい!どぉ♡」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!ボン!
カイト「うわ、一気に2つも…」
ショウセイさんが答えるスピードは予想以上だった。 彡(゚)(゚)「第2問!新疆ウイグル自治区や内モンゴルに住む、ロシア移民の子孫である少数民族は何族?」
ショウセイ「『オロス』しかないじゃん」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!ボン!
カイト「こんなの分かるわけないやろ…てかなんでショウセイさん分かるんや…」 彡(゚)(゚)「第3問!霊的指導者を意味するカタカナ2文字の単語で、特にオウム真理教では教祖麻原彰晃を指すものとして使われていた単語は?」
カイト「何の話なのかすら分からん…」
ショウセイ「『グル』ってことね笑」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!ボン!
俺の部屋には人形が7体、ショウセイさんのところには4体。
カイト「こんな…勝てへんよ…」 彡(゚)(゚)「第4問!オーラルセックスの一種で、男性器を咥えられる側が主導して相手の頭を押さえ動かしたり腰を振ったりする行為をなんと言う?」
ショウセイ「よっしゃ!これはイマラチオ!」
彡(゚)(゚)「不正解や…」
カイト「あっ、そっか、イラマチオ!」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!
カイト「やっと正解できた…」
ショウセイ「やってくれたね」 彡(゚)(゚)「第5問!妊娠初期に起こる吐き気のことをなんと言う?」
ショウセイ「ん?分からへん…」
カイト「あ、これは、つわり!」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!
ショウセイ「そーゆー潰し方ね」
ショウセイ「既婚者しか分からん問題、あの司会者とグルってことね笑」
カイト「ち、違いますよ…」 結局、俺とショウセイさんはほぼ互角の成績で進んでいった。
ショウセイさんの方が答えるのは早かったが、一般常識は俺の方が得意だった。
2人の部屋は既にそれぞれ150体ほどの人形でギチギチになっていて、互いの姿も見えないほどだ。
カイト「痛い…苦しい…次2体増えたら…もう…」
彡(゚)(゚)「第101問!赤ちゃんの首が座るのはだいたい何ヶ月頃?」
ショウセイ「く…分かるわけないやろ…、もうええ、6ヶ月や!」
彡(゚)(゚)「不正解!さあ、2人とも間違えたら両方に2体追加やで~」
カイト「首が座る…首が座る…あっ」 ~回想~
次女「あー、あー」
カイト「よしよーし、パパがだっこしたるよ~」
妻「首、座っとらんから気をつけてね」
長女「くびがすわるってなに?」
妻「まだ首がしっかりしとらんってこと、じゃけん抱っこする時ちゃんと支えてあげな」
カイト「よしよし、いつ首が座るのかな~?」
妻「3ヶ月頃やで、アンタは結構早かったなあ」
長女「そーなの?」
カイト「3ヶ月ならあっという間でちゅね~」
次女「うー」
~回想終わり~ 次女が生まれた直後の幸せな家族のひとときを思い出した。
娘たちのためにも、こんなとこで負けていられない。
カイト「さ…3ヶ月!」
彡(^)(^)「正解!」
ボン!
彡(゚)(゚)「お、こっちはそろそろ限界やろか」
ショウセイ「くそっ…てめぇ…っ!」
ショウセイ「まぁええわ!ありがとう!最期の最期までイライラさせてくれて!…ぐふっ!」
鈍い音がして彼の声が聞こえなくなった。
彡(^)(^)「カイト君の勝利やで!おめでとう!」 ~~~~~~~~~~♪
https://youtu.be/oLbFcS_0Yiw
まだなんにも話せないまま
君が生まれてきたのは
誰かの言葉に僕らはもっと
耳を澄ますべきと教えてくれる
まだ一人で歩けないまま
君が生まれてきたのは
どこへも行かない
一緒に居ると約束してくれているみたいで…
僕の腕に抱かれながら
君は僕を抱きしめてくれるよ
wow! こんな事しか僕は言えなかった
初めて君を見た時の
この気持ちあらわせる言葉なんて無い
wow! 僕一人だけ 感じられるような
幸せなんて もう幸せと呼べない
~~~~~槇原敬之『Wow』 彡(゚)(゚)「っていうVRゲームを考えたんやがどうやろか」
ムネ「アカンすよ!決まってるじゃないすか!」ボコッ
彡(×)(×)「てへっ(優しめに叩いてくれるとこが好き)」
※全てフィクションであり実在の人物には一切関係ありません。 >>17
あれはちゃんとカードと先発教えてくれるやん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています