【衝撃】合鍵500本以上見つかる 狙うは女湯・鍵付きロッカー 被害1億円以上 スーパー銭湯専門“窃盗団”逮捕

 スーパー銭湯などの温浴施設で、脱衣所のロッカーから盗み出したクレジットカードで、
不正に買い物を繰り返していたとみられる窃盗グループが再逮捕された。

 再逮捕されたのは中国人の周瑜容疑者(47)と無職の菅野安真容疑者(49)、広富雅彦容疑者(54)の3人。
今年3月、横浜市のスーパー銭湯で、女性用の脱衣所のロッカーから、利用客のクレジットカード2枚を盗み、
弁当やたばこなど、およそ5万5000円分を不正に購入した疑いが持たれている(容疑は窃盗と詐欺)。

 周容疑者らは、今年8月、都内のスーパー銭湯で、女性用の脱衣所のロッカーから、クレジットカード5枚を盗み出した疑いで、先月逮捕されていた。

 周容疑者らのグループは、防犯カメラのない”女湯”の脱衣所で犯行を繰り返し、
盗んだクレジットカードを使って、およそ1340回の買い物をしていたみられる。被害総額は1億円余りにのぼるという。

 この1億円余りの被害は、クレジットカード会社1社分だけ。他の信販会社からも、首都圏の一都四県を中心に、
およそ190人のクレジットカードについて、不正利用の届け出があるとのこと。このうち大半は女性とみられている。
警視庁が、今後、被害の裏付け捜査を進める方針だ。

 また、このグループは、利用客の油断に乗じて、鍵付きロッカーばかりを狙い、偽造した合鍵を使って、盗みを繰り返していたことが分かっている。
菅野容疑者が管理する江戸川区の貸倉庫からは、ロッカーの合鍵を複製する機械の他に、500本以上の合鍵が見つかったという。

 押収されたのは鉄製のカギで、機械を使ってマスターキーのような合鍵を作り、メーカーが異なるロッカーも開けることができていたという。
しかし、電子ロックなど複雑なロッカーに対応するカギは複製できていなかったとのこと。

 警視庁によると、このグループの逮捕者は、すでに10人以上にのぼっている。
調べに対して周容疑者は「日付ははっきり覚えていないが、やったかもしれない」と容疑を認めている。他の2人は否認しているという。

https://www.fnn.jp/articles/-/438742