秋季キャンプ初日を終えた指揮官は「体の近いところに食い込んでくるボールは武器になると思いますし、それを習得することで投球の幅が広がる。
武器として、投げられるに超したことはない。是非、時間があるときにみんなで取り組んで、トライしてみようと。(落合ヘッド兼)投手コーチも元々シュートが得意な投手だったし、良い方向にいけばいい」と意図を説明した。  

初日から打者を立たせ、実戦さながら約90球を投げた柳も、新球のシュートに「監督から投手陣全体で挑戦してみようということで取り組んでいる。手応えはいいですね。スライダーも生きてくる」と好感触を口にした。  

さらに、ブルペンの打席には、本拠・名古屋から運んできた「ダミーくん」と呼ばれる“人形”がスタンバイ。当てても双方に“痛み”はないため、良い練習台になっている。午後からは、体力トレーニングが中心となり、メニュー最後の陸上競技場での走り込みでは、足がつる選手が出るなどハードな下半身強化が行われた。  

立浪監督は「今日はブルペンみたんですけど、森であったり、橋本であったり(育成の)福島であったり、非常に楽しみで、いいボール投げていた。何かつかんで、来年につなげて欲しい」と期待した。