オリックス2年目の安達了一内野手(25)が佐賀・嬉野でソフトバンク・本多雄一内野手(28)と自主トレを行っている。9日は午前10時から休憩を挟んで約4時間、体幹トレやノック、フリー打撃で汗を流した。
 森脇監督が、ソフトバンク時代の愛弟子・本多と連絡を取って、今回の合体トレが実現。本多は「森脇さんから得るものが大きかった。僕に(安達を)預けてくれたのはありがたい。森脇さんの教えを確認できる」と安達に“森脇イズム”を叩き込む考えだ。

 しかし、そんな裏で、ある“事件”が起こっていた。安達は集合日の前日(6日)の昼まで場所を「佐賀」ではなく「滋賀」と勘違い。
「なんでそんなに寒いところでやるんだろうと思っていた。本多さんに電話で“集合は博多駅で午後1時な”って言われて気付きました」(安達)

 1字違いで大違い。自家用車に野球道具を積んで滋賀入りするつもりだった安達は大慌てで荷物を送り、新幹線移動に変更。自主トレ開始の7日には荷物が間に合わず、いきなり本多に借りる失態となったのだ。

「めっちゃ焦りました。本多さんには“大丈夫だよ”って言われたんですけど、やばいですよね…。本当に申し訳ないです」。何ともトホホな話。本多との佐賀・嬉野自主トレは安達にとって、別の意味でも忘れられないものになりそうだ。
 ソフトバンクの内川聖一外野手(30)が力強く“日本一&世界一”宣言した。ホークスのリーダーとして、WBC日本代表の主軸として期待される鷹のヒットメーカーが新たな“打撃開眼”を本紙に激白。
あの“腹切り監督”の教えを胸に世界の猛者に立ち向かう決意だ。