【1990年・巨人の投手陣】
▼ 先発 
斎藤雅樹 27試(224回・19完投) 20勝5敗 奪三146 防2.17 ☆MVP、最多勝、最優秀防御率、最高勝率 
桑田真澄 23試(186回1/3・17完投) 14勝7敗 奪三115 防2.51
木田優夫 32試(182回2/3・13完投) 12勝8敗 奪三182 防2.71
香田勲男 23試(130回1/3・4完投) 11勝5敗 奪三106 防2.90
宮本和知 28試(190回1/3・10完投) 14勝6敗 奪三166 防3.69
槇原寛巳 17試(102回1/3・6完投) 9勝5敗 奪三87 防3.96

▼ 中継ぎ・抑え  
水野雄仁 34試(68回2/3) 2勝2敗11セーブ 奪三64 防1.97
吉田修司 21試(46回1/3) 3勝3敗1セーブ 奪三37 防3.69
広田浩章 15試(31回1/3) 3勝1敗2セーブ 奪三21 防1.72
加藤 初 6試(13回2/3) 0勝0敗1セーブ 奪三8 防2.63

斎藤雅は2年連続で20勝。最優秀防御率と最多勝のタイトルを獲得した。防御率はセ・リーグの1位から4位までを独占(斎藤、桑田、木田、香田)。5人が2ケタ勝利をマークし、最多勝争いでも桑田と宮本がリーグ2位の14勝と、他チームをまるで寄せ付けなかった。

 また、最多奪三振のタイトルは木田が獲得。ということで、投手陣のタイトルはほとんど巨人が独占したことになる。

 チーム防御率は2.83。しかも、このシーズンで投げたのは上述の10人だけだというのだから、本当にすごい。

 チーム完投数は70。先発、中継ぎ、抑えと投手分業化が進みつつあった時代において、この数字は驚異的だ。

こんな投手力やったからバントも有効だったってだけの話ちゃうんか?