彡(゚)(゚)「今日は…やきうが…」
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彡(゚)(゚)「ない…せや原住民、遊園地でも行くか」
(´・ω・)「そうだね!お兄ちゃん!」 「チョウさん…」
俺が久しぶりの事務所で諸々の用事を済ませて出たところに、
ハヤトが一人でやってきた。
「なんや、100年ぶりみたいな顔して」
離れてたとはいえ、全く会ってなかったわけじゃないぞ。
「いや、本当にここにいるのを見ると、ほんまなんやなって…嬉しくて…」
「今日練習終わった?」
「はい」
「じゃ、飲みにでも行くか」 二人きりになるのはいつ以来だろう。
秋の夕空の下はすっかり寒くなっていた。
スーツの俺と私服のハヤトで並んで歩く。
「俺いない間、ずいぶん荒れてたんだってな」
「それは…すいません」
「寂しかった?」
「知ってるでしょ、そんなこと」
「もっといっぱい連絡してくれればよかったのに」
「こっちのセリフっす」
「はは、そうだな」 よく行っていた居酒屋の前まで行ったが、潰れていた。
「最近ここら辺で飲まへんから全然気づきませんでした…」
「こんなご時世やし、仕方ないよな」
「どうします?」
「まだ早いしな、もう少し歩いて考えるか」
「そうっすね」
「そうだ、あそこ行こうよ」
俺はついさっき通過した遊園地の方を指さした。 「人、見られちゃいますよ」
「いいじゃんいいじゃん、行こうぜ」
俺といる時に人の目なんて気にするタイプだったかな。
俺達はずっと、セフレとも恋人とも言えないような関係だった。
多分お互いが本気で好きなのはどちらも分かっているのだが、
俺が彼をあまり縛りたくないと思って進展させないようにしていた。
でも、そのせいで苦しめてしまっているところもあるんだろうな。
彼が起こす問題の噂を聞くたびに胸が締め付けられた。 「観覧車でも乗るか、絶叫って気分でもないしな」
「いいっすよ」
少し並んでいた。
「みんな夜景見たいんかな、カップルばっかり」
「ですね」
ハヤトはやはりいつもより静かだった。
周りの人も気付いて騒いだりしてる感じじゃないのにな。 「なんか、いろいろ変わるな」
「居酒屋っすか?」
「うん、それもだし、ハヤトも」
「あー、そうっすね、いろいろあったんで」
「やっぱしんどい?」
「しんどいっていうか、自分のせいやから割り切るしかないっすけど」
「まあ、そうだな」
「どこ行ってもクズとかケツとか言われるのは若干きますね」
「そっか、そうだよな」
話しているうちに、俺達の番が回ってきた。 乗り込んで、二人向かい合って座る。
扉が閉まり、ゴンドラが上昇を始める。
「なあ、俺はどんなハヤトでも好きだよ」
「チョウさん…」
「いろいろあるけど、これからは俺がいるから、ずっと味方だから」
また、ハヤトが100年待たされたような顔になってる。
「ほら、おいで」
自分の隣にハヤトを呼び、キスをした。 優しく舌を絡め合う。
俺は知ってるよ。ハヤトが本当は優しいエッチが好きってこと。
二人でゆったりやるのが好きだもんな。
「チョウさん、俺、前より積極的になってるよ」
「そうなん?どんな感じに?」
ハヤトは俺に回していた手をスーツの中に入れ、ワイシャツの上から乳首を刺激する。
「あっ…ん、気持ち良い」
確かにハヤトから責め始めるのは珍しい。
そのままハヤトの手は俺の股間を揉んだ。
「勃ってるじゃないすか」
「乗った時から勃ってたよ」
「はは、じゃあ、しゃぶりますね」
「え、まじか」 少しいちゃいちゃしながら夜景でも見ようと思っていたのだが。
ハヤトは目の前にしゃがみ、俺のジッパーを下ろした。
「いいっすよね?」
「いいよ。舐めて」
ハヤトが数年ぶりに俺のモノを咥える。
「あー、めっちゃ気持ちいい」
吸い付いたり、舌先で焦らしたり。
時間は限られているが、目一杯気持ちよくさせてくれている。
「あっ、んんっ、上手くなったな…っ」
片手で俺のモノを握り動かしながら亀頭を口で包み続ける。
もう片方の手は自分の股間を触っているようだ。
「はぁ、はぁ、ハヤト…、そろそろいきそう」
「んっ、んっ、出して…」
まだしゃぶり続けるってことは、このまま出していいのだろう。
俺はハヤトの口に、一筋の白い弾道を何度か放った。 ハヤトが笑顔で口を開く。
俺の3日分くらいの白く濃いドロドロが溜まっていた。
「あ、ティッシュかハンカチ…」
「んっ、いいよ、大丈夫」
「飲んだのか…」
もう一度抱き寄せてキスをした。
「気持ちよかったすか?」
「うん、めちゃくちゃ」
「よかった」
さっきよりずっと元気になったみたいだ。
やっぱり好きなんだなあ。
ゴンドラはもうじき降り場に到着する。
だが、ここからまた楽しい日々が始まる、そんな予感がしていた。 ~~~~~~~~~~♪
https://www.youtube.com/watch?v=TcLLpZBWsck
荒れ狂う季節の中を二人は一人きり さらり
明け行く夕日の中を今夜も昼下がり さらり
どれほど朽ち果てようと最後にゃ笑いたい
何のために戦おうとも動機は愛がいい
新しい日々は探さずとも常に ここに
色々見てきたけれどこの瞳は永遠に きらり
あれほど生きてきたけど全ては夢みたい
あれもこれも魅力的でも私は君がいい
どこにいたの 探してたよ
連れてって 連れてって
何もかも 捨ててくよ
どこまでも どこまでも
荒れ狂う 季節の中も 群衆の中も
君とならば さらり さらり
新しい日々も 拙い過去も 全てがきらり
~~~~~藤井風「きらり」 彡(^)(^)「やっとワイらの番や!観覧車なんて何年ぶりやろ…」
(´・ω・)「あれ、なんかこのゴンドラにおわない?」
彡(゚)(゚)「ほんまや…汗臭いというか…」
(´・ω・)「少しだけイカくさい…?」
END
※全てフィクションであり実在する人物や団体、施設には一切関係ありません。 エロ多いのは別にええんやけど、純文学路線じゃなくてエンタメ路線もたまに読みたい
長文やなくていいから
でも文章は上手くなってると思う 感動した
この純愛を引き離した広島は反省するべきや ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています