このシリーズは19世紀に通信機器用いた組織的なサイン盗みを初めて行った元祖サイン盗み球団と
現代のサイン盗み球団の120年の時を超えた夢の対決なのよ

1897年 フィラデルフィア・フィリーズ
・控え捕手をセンター奥にあるクラブハウスに潜ませて双眼鏡で相手捕手が要求しているサインを確認。
・電信を使って確認したサインを監督に伝えていた。

1900年 フィラデルフィア・フィリーズ
・上記と同様の手段でサインを確認。
・地中を這わせた電信線で三塁ベースコーチの足元に埋められた木箱にサインを伝達。
・三塁ベースコーチは木箱が振動した回数(1回:直球、2回:カーブ、3回:チェンジアップ)で球種を確認。
・コーチが同じ回数だけ足を踏み鳴らすことで打者に球種を伝えていた。
・三塁ベースコーチの足元の土だけが天候にかかわらずいつも湿っていることを不審に思った
 相手チームの選手が試合中に地面を掘り返したところ木箱が見つかり不正が発覚。
・球団側は「電線はサーカス団が球場で興行を行った際に残していったものだ」と主張し、
 特に罰則は課せられなかった。
・当時フィリーズに所属していたエド・デラハンティ、エルマー・フリック、ナップ・ラジョイ
 の3名はのちに殿堂入りを果たしている。

https://www.si.com/mlb/2020/01/23/sign-stealing-history-astros-red-sox
https://i.imgur.com/3N8uGAg.jpg