0001それでも動く名無し
2022/11/04(金) 14:06:18.13ID:czlKCCujhttps://news.yahoo.co.jp/articles/170036e9a6ec8fb034d0bc5f96639e740a95888f?page=1
「7月頃から急に注文が増え始めて、最近は1カ月に約1000台の中古車を船便でロシアに送っています。富山新港発、送り先はウラジオストク。人気なのはトヨタ、スバル、スズキ、マツダ……ロシアに持っていけば日本車なら何でも売れますね。売上は過去最高よ」
満面の笑みでこう語るのは、富山県射水市にある中古車販売会社に勤務するロシア人のエレーナさん。17年前に設立されたという彼女の会社の従業員は10人全員がロシア人。日本で中古車を仕入れてロシアに輸出しているというが、実はこの業界、にわかに“バブル”の様相を呈している。
「ランドクルーザー」など、大量の日本車が輸出される港
10月29日午前9時半。富山新港ではオレンジ色の車両運搬船に次々と中古車が積み込まれていた。この船は、10月28日と29日の2日間にわたって港に停泊して貨物を積み込んだ後、ロシア沿海州へと向かう予定だという。埠頭の入り口には「盗難防止・交通安全特別地域」と書かれた看板が立てられており、日本語と英語に加えてロシア語で表記されている。
船体の後方にあるスロープを使って自動車を収容していたが、船内が満杯になったのだろうか、クレーンで車体を吊り上げ甲板に載せていく。船上ではロシア人と思しき外国人が指示を出し、隙間が無くなるまで詰め込んでいた。
積み込まれる車の種類は様々だが、トヨタの「ランドクルーザー」やスバルの「フォレスター」など、SUVタイプが目立つ。クレーンで吊られるのは、日産の「ノート」やホンダの「フリード」など小型の車が多い。パッと見る限り、ほとんどが日本車である。
伏木富山港はロシアの木材(北洋材)を集中的に受け入れ、全国に展開する中継基地でもある。
ところが今年3月10日、ロシア政府が日本を含む非友好国に対して、木材や粗木材、合板用単板などの輸出停止を発表。その影響で木材の輸入量は減少。その代わりに、中古車輸出の最前線となっている。港にある木材協同組合が管理していると示された敷地には、木材の代わりに無数の中古車が停められていた。