https://news.yahoo.co.jp/articles/15e594f40f6889ba3530b41c0c7e10b647f9e43b

 政府は、マイナンバーカード交付時に入れる透明ケースの配布廃止を検討している。ケースに入れると、個人番号が隠れる仕組みになっているが、番号が知られただけでは悪用されないからだ。配布廃止により、マイナカードに対する正しい理解を促す。

 マイナカードを紛失した場合、コールセンターに連絡して、第三者による悪用を止める必要がある。ただ、マイナカードには顔写真が付いており、利用には本人確認が必要になる。インターネットで使う場合も、事前に設定した暗証番号を入力しなければならない。

 個人番号は、必要な場合を除き、他人に教えないよう定めている。総務省によると、個人番号を他人に見られることを心配する声もあって、交付開始時からケースを配っていたという。政府関係者は「金庫で厳重に保管する人もいるが、その必要もない」と話している。