湘北のレギュラーメンバーと言えば、桜木、流川、赤木、宮城、三井のおなじみの5人ですが、実は最後に戻ってきた三井寿は、初期設定ではただの不良キャラとして作られ、湘北バスケ部に入る予定ではなかったという話があります。
これは、『バガボンド』の連載を開始した頃に、作者の井上雄彦先生が今田耕司さんと東野幸治さんがパーソナリティだったラジオ番組「Come on FUNKY Lips」で、「連載当初は水戸洋平がバスケ部に加入する予定だった」という旨の内容を語ったことから、『SLAM DUNK』の裏話として有名になったものです。
井上先生と詩人・伊藤比呂美さんの対談が収録された書籍『漫画がはじまる』でも、井上先生ははっきりと「そもそも、三井はバスケをやる予定ではなかった」と振り返っています。

しかし、井上先生が三井というキャラに愛着が湧き、このまま不良キャラで終わらせたくないと思い、路線変更して、一度挫折した天才・三井の数々の熱いドラマが描かれたのです。
さて、もしも三井がただの不良として退場し、水戸洋平が湘北バスケ部5人目のレギュラーとなっていたら、どんなストーリーになっていたのでしょうか。

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