0001それでも動く名無し
2022/11/06(日) 19:44:25.66ID:66jFIcLJaタイブレークの練習は、WBCを想定して無死二塁からスタートした。栗山監督も「走者一、二塁のイメージがあったので」と言うように、国内の社会人野球などで採用されているものとは少し違ったルールだ。伊藤は二塁に中山を置いて登板し、いきなり保科と北村の連打で失点。1死後には重信の犠飛でさらに1点を失った。
「全然ダメでした。ランナーいる中での入りなので、難しさもありましたけど……。1球目から自分の能力を出せるようにしないといけない。課題の出た登板だった」と振り返る中で、違和感を感じた。伊藤は公式戦では白煙が舞うほどロジンを叩くことで知られる。その“追いロジン”がさらに必要になると言うのだ。
「ロジンの質感が違っているので……。いつもよりマメにやっていました」
ロジンの違いは、3番手で登板し1回を無失点に抑えた湯浅(阪神)も「なんかベタベタします」と日本のものとの違いを指摘している。違うのはボールだけではない。リリーフ投手の場合、たった1球が試合の勝敗に直結する。ボールとロジンに慣れ、昨夏の東京五輪に続く世界一を目指す。