0001それでも動く名無し
2022/11/09(水) 18:17:15.58ID:Pf4PLfY70缶に入ったキャンディー「サクマ式ドロップス」を製造・販売する佐久間製菓(東京)が来年1月20日に廃業することが9日、明らかになった。戦前から幅広い世代に親しまれてきた超ロングセラー商品が姿を消すことになる。
発売は1908年。創業者の佐久間惣治郎氏が、当時、輸入品だったドロップスを初めて国産化した。戦争で生産設備が損害を受けたが、48年に実業家の横倉信之助氏の手によって再興された。終戦前後の混乱期を生き抜く兄妹を描いた作家・野坂昭如さん原作のアニメ映画「火垂るの墓」にも妹・節子の大好物のドロップとして登場。節子をデザインした缶も発売された。
信用調査会社、東京商工リサーチによると、佐久間製菓は既に取引先に廃業を通知。新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売の減少や原材料費の上昇などが理由で、2021年9月期は1億円を超える赤字だったという。
緑色の缶に入った「サクマドロップス」は別会社のサクマ製菓(東京)が製造・販売している。同社によると、佐久間製菓と源流は同じで味も同じ。担当者は「サクマドロップスの製造・販売には影響はない」と話している。【竹地広憲】
https://mainichi.jp/articles/20221109/k00/00m/020/098000c