0001それでも動く名無し
2022/11/10(木) 01:00:11.72ID:Zvi0rnAiahttps://friday.kodansha.co.jp/article/30878
それにしても――同劇場の発表に一時騒然となったのは、普段から映画館の経営に僕らが漠然と不安を覚えているからではないだろうか。思えば、このところ全国で映画館の閉館が相次いでいる。昨年も、旧「日劇」時代から85年にも渡って親しまれた国内最大級の映画館「TOHOシネマズ日劇」が2月に閉館したかと思えば、5月には渋谷シネパレスが70年の歴史に幕を閉じた。各地のミニシアターの閉館も後を絶たない。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』じゃないが、その土地土地の名物の映画館が姿を消すのは、どこか物悲しい。
意外と知らない人も多いが、日本の映画市場は思いのほか小さい。
日本映画製作者連盟によると、2018年の日本国内の映画の興行収入は2,225億円。これ、他のメディアと比べると、テレビ放送の市場が約4兆円弱で、新聞市場が1兆7000億円、出版市場が1兆5000億円と、そのマーケットの小ささが際立っている。ちなみに、携帯電話市場は約10兆円と桁違い。そりゃ携帯のCMがテレビで流れまくるはず。
では、映画業界と同じ規模のマーケットは何かと探すと――意外にも、日本国内の納豆の市場がほぼ同じなんですね(17年が2313億円)。そう、日本人にとって映画はある意味、納豆なんです。ポップコーンじゃなく。