失明の高校生「沖縄県警の説明にショック」 「バイクの停止は求められていない。突然棒で殴られた」と反論

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1055206
沖縄県沖縄市の路上でバイクに乗った高校生が警察官に暴行され失明した事件で、被害者の高校生の代理人弁護士が10日、県政記者クラブで会見し、県警が2日に開いた「説明会」(レク)について「私たちの認識と異なることや謝罪の際に言及されなかったことがあり、県警の説明にショックを受けている」と高校生とその家族のコメントを発表した。

県警が2日に開いたレクでは警察官が職務質問のためバイクの高校生を停止させようとした際、左手でつかみかかる暴行を加え、右手に持っていた警棒を右目付近にぶつけたと説明していた。

 会見では代理人弁護士は「少年(高校生)は警察官から停止を求められていない。声をかけられることもなく、突然棒のようなもので殴られた」と状況を話した。また、県警がつかみかかる暴行を加えたという説明に「少年は警察官につかみかかられたという認識はなかった」と反論した。

 高校生の母親は代理人弁護士を通じて、「息子相手に、警察官は自分の保身ばかりをしているようにみえます。今後の捜査では息子の言っていることに誠実に目を向けてほしいと切に願います」とコメントを公表した。