札幌ドームでの野球の試合は10日の侍ジャパンの対オーストラリア第2戦が最後になる。本塁からバックネットまでの距離が24・5メートルあり、ファウルグラウンドの面積もサッカーと併用するだけに12球団のホーム球場で最も広かった。他球場ならスタンドに入ってしまうファウルボールも取れるので投手に有利といわれた。

 ところがドームを去った日本ハムが来春、北海道北広島市に開業する新球場(エスコンフィールド北海道)は本塁からバックネット側フェンスまで約15メートルしかなかった。公認野球規則では60フィート(18・288メートル)以上必要で、7日の日本野球機構と12球団による実行委員会で指摘された。