日本ハムにドラフト2位指名された富士大の金村尚真投手(22)が10日、岩手・北上市内で入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1100万円で仮契約した。同5位の立正大・奈良間大己内野手(22)は契約金3500万円、年俸770万円で仮契約した。(金額はいずれも推定)

 仮契約を終えた金村は「判を押して、ここからが勝負だと感じた」と決意の表情。テレビ越しに見るプロの試合も「これまで凄いと思うだけだったのが、どうやって抑えようとか考えるようになった」と見え方が変わってきたと口にした。

 4年間計7季で36試合に登板し、防御率0・88、与四死球率0・99など圧巻の制球力が武器。それでも「プロの世界ではまだ通用しない」と向上心を忘れず、後輩達の紅白戦に登板するなど毎日100球以上を投げ込み、課題だった縦の変化球を磨く。