0001それでも動く名無し
2022/11/11(金) 11:02:41.94ID:VEznau850朝６時半開始のアーリーワーク。ノルマとして２０００スイングが課された中、湯浅は左打ちで数十球、力強い打球音を奏でた。「チャレンジという気持ちです。可能性があるならやります」。本来は右打ちだが、両打ちへの挑戦に意欲した。
きっかけはフェニックス・リーグの練習中だった。橋本２軍外野守備兼打撃コーチに「左は振ったことはあるか？」と聞かれた。数球、左でティー打撃を行うと、しっかりとミート。それを聞いた原監督から、５球だけ打つように求められた。「『案外いけるな。左でもティーとかはやっておけよ！』って言われました」と明かし、左打ちの練習を継続している。
左打ちは中学時代、腰を痛めた際にセーフティーバントをした時だけ。それでも大久保打撃チーフコーチから「松井稼頭央さんが左打ちをやったのは右投手の死球を怖がる気持ちが薄れるかららしい」という秘話を聞き、前向きに取り組む決意が固まった。「まだまだです。とりあえずは当てるだけやってみようという感じ」と挑戦は始まったばかりだが、スイッチ転向の可能性を追い求めていく。
今季は主に途中出場で６３試合に出場。６月２５日のヤクルト戦（神宮）ではプロ５年目で初アーチをマークしたが、打率は１割にとどまった。「チャンスがいろいろ広がるので、チームが必要とする選手になるためにいろんなことをしたい」。新たな試みで道を切り開く。（水上 智恵）
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