トランプ氏は中間選挙を前に、多数の下院議員候補や知事候補、州議会議員候補を支持した。

選挙の最終結果はまだ判明していないが、トランプ氏にとっての結果は、よく言っても、勝ちもあったし負けもあったという程度だった

彼が支持した注目の候補のうち、上院選で勝利を確実にしたのは、オハイオ州の共和党候補JD・ヴァンス氏だけだ。
ペンシルヴェニア州の上院議員候補のメフメト・オズ医師や、ミシガン州知事候補のテューダー・ディクソン氏らは敗れた。当落がまだ確定していない候補も多い。

米シンクタンク・ブルッキングス研究所のシニアフェロー、ジョン・フーダック氏は選挙前、トランプ氏が支持した候補が敗れれば、同氏の潜在的支持者や浮動層が、「彼の政治的な才覚を疑い始める」かもしれないと述べていた。

トランプ氏はこれまでのところ、推薦候補落選の責任を問われるのではないかと言われても、そんなことはないと一蹴している。
自らのソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」では、昨夜は候補者たちにとって「素晴らしい夜」だったと称賛。
自分が後押しした候補者174人が勝利し、敗れたのはわずか9人だったと自慢した。
トランプ氏は選挙当夜、勝利はすべて自分のおかげで、敗北は「まったく自分のせいじゃない」とも述べた。

それでも、今回の結果についてトランプ氏を非難する声はすでに出始めている。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63579637