10年以上、鷹のホットコーナーを守り続けてきた松田宣。
ポジションゆえに外国人長距離砲との競争に幾度もさらされるなど、重圧やストレスを抱えてきた。
恵理夫人「痛み止めを常備していますし、頻繁に熱発もします。
ですが、夫は異常があっても体温計すら握ろうとしません。自分から病院にも行かない。
病気の事実を知って弱気になること、言い訳をつくることを嫌がるんです。
痛くても『折れてる時は分かる。折れてなければできる』と言って…。
39度以上の熱があっても顔色一つ変えずに“熱男”をやっています」

家では鉄人のよろいを脱ぎ、素の自分を出す。すべてをさらけ出せる環境があるからだ。
恵理夫人「私は夫に『思うことがあったら家に持って帰ってきなさい』と言っています。
だから夫婦の会話の9割以上が野球の話。
調子が悪い時は2人で動画を見たりもします。
寝言を聞けば分かりますが、いつも野球のことで頭がいっぱい。
突然『ごめん』『すいません』と謝る。夢でチームメートに謝罪しているんですね。
ずっと重圧を感じながらプレーしているんだろうと思います」
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/167110