総務省は9日、1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査を発表した。東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)の日本人は前年比3万4498人減の3561万115人で、記録がある1975年以降で初めて減少した。全国では13年連続減で、減り幅は過去最大の61万9140人だった。

新型コロナウイルス禍によるテレワークの浸透などで首都圏への流入人口が減ったためとみられる。東京圏の日本人は1都3県のいずれも21年は前年比で増えていたが、22年は全て減少に転じた。東京都は26年ぶりのマイナスで21年比2万37人減の1327万7052人となった。