〈ご主人が法務大臣に就任したワン! 昨日の「夢」はやっぱり夢じゃなかった☆ 信頼される法務行政を目指し全力を尽くすご主人にお供するワンU(>ω<)U〉

 と、ご主人の大臣就任を寿いでいる。それにしても、前任者が舌禍によって辞任したというのに、なんとも軽い調子だ。

 7月16日のツイートでは、齋藤氏が、ロシアへの入国禁止者のリストに加えられたことを報告しているのだが、

〈ロシアへの入国禁止者として衆議院議員384名が追加され、ご主人も入国できなくなったみたいワンU(-ω-)U マサルとはもう会えないのかなぁ★彡〉

 無論、入国禁止リストは、ロシアによる日本への報復措置ながら、ツイートのテンションは変わらない。それどころか、ロシアのフィギュアスケート金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手が飼っている秋田犬・マサルに思いを馳せて見せるのだ。

 さらに遡り、安倍元総理大臣が銃撃に倒れた翌日には、

〈お世話になった安倍ワンを偲んでるワン 生前退位の内閣提出法案に副大臣として造反したのにお咎めなしだったり... 当選3回で農水大臣に任命してくれた後の総裁選で石破ワンを応援することを認めてくれたり... 吠えてもいいけど、噛むのはダメ! これ犬社会でも常識ワン〉

 亡くなった安倍氏を安倍ワンと呼び、これだけ凄惨な事件に対して〈吠えてもいいけど噛むのはダメ!〉とはさすがに首を傾げざるを得ない。不謹慎とも思えるツイートをしているのである。もっとも、一緒に記載されているリンクを踏むと、齋藤氏のサイトに飛び、本人によるまじめな追悼文が読めるのだが、このツイートには、「さすがにふざけすぎでは」「驚いた」「常識的におかしい」といった声が上がっている。

 なぜこのような設定のアカウントにしているのか。また、安倍氏への追悼ツイートについて、どのように考えているのか、ご本人に訊ねるも、期日までに回答を得られなかった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0df5d696281b97bb0c460ec98b96dc0c3ec8de81