睡眠中に窓から入る光で糖尿病のリスク増大か
https://news.yahoo.co.jp/articles/8531444cb4dc2c1af648dcf0260cbdb6520b40e3

(CNN) 睡眠中に窓から入ってくる街の明かりなどの光で、糖尿病のリスクが増大するとの研究結果が報告された。

中国の成人10万人近くを対象とした調査のデータを分析したところ、夜間に外から入る「光害」が最もひどい地域の住民は、光害が最小レベルの地域に住む人に比べ、糖尿病を発症する確率が28%高かった。


以前から睡眠中の光の影響を指摘していた米ノースウェスタン大学医学部のフィリス・ジー博士は、今回の研究で光が代謝機能や糖尿病リスクに及ぼす悪影響を確認できたと話す。

これまでの研究で、夜間の人工光は体重増加、肥満、代謝異常、血糖値を一定に保つホルモン「インスリン」の分泌、糖尿病に関係することが示されてきた。

ジー博士らが20代の健康な成人を実験室に宿泊させて調べた研究では、テレビのような弱い光を一晩浴びただけで血糖値や心拍数が上がっていた。夜間に血糖値が高いのはインスリンが作用しにくくなっていることを示し、将来糖尿病につながる