乙坂は改めて「今はお金とかの問題ではなく、野球ができるだけでありがたい。NPBで野球をやらせてもらっていた環境がいかにありがたかったか」と実感している。同時にそう遠くはない将来、引退後の自分をイメージすることもあるという。

 母方の家系は福井県で26代続く寺院。現在はおじが住職を務めている。今後、住職を継ぐ血縁者を見渡すと、兄が継承順位の筆頭なのだが「兄は(現在の仕事の関係もあり)多分継がないと思うんですよ。もし、誰もしないんだったら、自然と僕になるかなっていう感じ」と、セカンドキャリアは住職という可能性も否定しない。

 乙坂の父は米国出身の元アイスホッケー選手。元プロ野球選手のイケメンハーフが住職となれば、話題になるのでは…と想像が膨らむ。

 実はすでに〝デビュー〟も飾っている。昨年10月に行われた法要では「いとこたちとお経を読んだんです」。袈裟をまとった姿は写真撮影し、本家に飾ってあるとか。「檀家さんたちは僕の事情もわかってくれていて、僕を見て爆笑していました。(住職就任が)実現するかどうかわかんないですけどね。でも、可能性はあるってことですね」とまんざらではない様子だ。

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