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まず総合指標WAR(Wins Above Replacement)をポジション別に見ることで、野手の現状戦力を確認しよう。WARは2.0がリーグ平均という目安で見てほしい。0.0がリプレイスメント・レベル(代替可能選手)だ。

得点力不足のため野手が弱いと考えられがちな中日だが、WARの評価で野手を見ると劣っているポジションはそれほど多くない。これは得点が入りにくいバンテリンドームでプレーしているため、打者の成績が能力以上に低く出やすいことに起因している。普通の球場でプレーすることを想定すると、中日の野手はそれほど劣っていない。

その中でも弱点となっているのは遊撃、そして左翼だ。

順番に見ていこう。遊撃は今季レギュラーの京田陽太が不振に陥ったことで、貢献度を落としたポジションだ。ただ後半戦には土田龍空が台頭。わずか62試合でWAR1.3を記録した。このまま定着すれば遊撃は弱点となる見込みは小さい[1]。また今季WAR-0.9に終わった京田についても、D-CASTによると来季はWAR0.7と成績の回復が予想されている。こうしたことから考えると、遊撃について重大な補強ポイントという認識を持つ必要はないだろう。
https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53875

デルタの予測は京田WAR-0.9から0.7に回復する見込みやな