AP通信、「ポーランド着弾」報道で記者解雇 「言語道断な誤り」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a84e27f5f25a180d926dcef33c41297a9ebbe20

 AP通信は22日、ポーランドで2人が死亡したミサイル着弾についての記事で「言語道断な」誤りがあったとして、記者1人を解雇したと明らかにした。情報源に関する社内基準が守られていなかったという。

 AP通信によると、解雇されたのは安全保障担当の記者で、2020年から同社で働いていた。

 同社は15日、匿名を条件に語った米情報機関高官の情報に基づき、ミサイルはロシアからのものだったと「誤って」報道。だが、バイデン米大統領がミサイルはロシアからではないとの見方を示し、同通信もその後、ロシアの攻撃から守るために発射されたウクライナの防空ミサイルの可能性が高い、と修正していた。

 同社では、匿名の情報源を使う際は、情報源の身元を知らされている管理者の承認を得るという決まりがある。解雇された記者は、副社長に情報源の審査を受けたと主張したが、副社長はこの情報源が今回の記事に使われていることを知らなかった、と話しているという。