0001それでも動く名無し
2022/11/24(木) 18:54:40.49ID:PryCQpurM疫学的データを見ると、実は便秘と大腸がんのリスクにははっきりとした相関は認められていません。ですが、大腸粘膜と便中の発がん物質との接触時間が長くなる「便秘」の状態によって、ポリープやがんを発生させるリスクが高くなることは間違いありません。
原則、男性なら1.5日、女性なら2日以内に食べた食事から作られた便が出なければ便秘です。ところが、数日に1回の排便でも自分は便秘ではないと思っている人は、便秘ではないと答えてしまいます。そのため便秘と大腸がんの関連を調査することは難しいのです。
しかし、大腸がんの手術を多数行った経験から、「大腸がんの人が便秘の人に多い」ことは間違いありません。大腸の術後は通常3日から7日で食事を再開します。そして大部分の人が術後に下剤を必要とします。おなかの傷があるので力強く腹圧をかけられないからです。
おなかの傷が癒えたあとでも、下剤がないと排便がうまくいかない人が80%以上を占めます。もともと腸を動かす力が弱いため下剤がないとうまく排便できないのです。術後の後遺症とも考えられている便秘ですが、もともと便秘傾向であるために術後に生涯にわたって下剤を必要とする人も珍しくありません。便秘を解消することは、大腸がんのリスクを下げる最も取り組むべき課題であると僕が考える理由です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc258f6936f123e3aa17c8ff7fd4de051315eefa?page=2