巨人から戦力外通告を受けた桜井俊貴投手(29)が現役引退を決断したことが23日、分かった。NPBでの現役続行を希望し8日に楽天生命で行われた12球団合同トライアウトを受けたが、オファーはなく現役を退く決意を固めた。スポーツ報知の取材に応じ「NPBから話がこなかったら(現役を)終わろうと。やりきったというのが一番の気持ちです。支えていただいた全ての方々、応援してくださったファンの方々に感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 15年ドラフト1位で巨人に入団し、4年目の19年には先発ローテの一角を担い8勝を挙げリーグ優勝に大きく貢献した。しかし、翌20年は2勝に終わるなど直近3年間では計5勝にとどまり、今季は中継ぎで8試合に登板して2勝、防御率14・04と結果が伴わなかった。

 この日までに球団側には報告。原監督にも伝え「第二の人生の方が長いから頑張れ」と言葉をもらった。来年からは球団のスカウトに就任する。「菅野さんとも自主トレができましたし、リーグ優勝もできてたくさんの思い出がある。巨人で野球ができて良かったです」。プロ7年の現役生活に終止符を打つ。


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