初めて夢中になったスポーツは野球ではなく、サッカーだった。「保育園の時に『サッカーをやりたい』て言ってきて」とゆりさん。後日、横浜Fマリノスのスクール体験に行ったが、希望する曜日のレッスンはキャンセル待ちの状況。共働きであったことから他の曜日で通わせることは難しかった。

 翔太に伝えると、「分かった」とあっさり受け入れたという。「あそこで(スクールに)入っていたら、野球はやっていなかったかも」とゆりさん。翔太にとって人生の最初のターニングポイントを迎えた瞬間であった。
https://www.daily.co.jp/tigers/2022/11/27/0015842606.shtml