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一家4人全員が「死刑」から一転…当主を惨殺したのは誰か?
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0001それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:53:00.38ID:UcFkIqmM0
 新潟県の農家で1914年の年末、当主が惨殺された事件。妻、長男、次男、義母の4人が起訴されることになった。取り調べに対し、長男と次男がそれぞれ犯行を自供するも、その内容は異なっており、しかも両人とも裁判で自身の供述を翻すことになった。そして第一審の判決の日――。


下された判決、一家4人全員が「ことごとく死刑」

https://i.imgur.com/XlGYvWF.jpg
0002それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:53:24.65ID:UcFkIqmM0
 ところが、同年6月2日の判決は「悉(ことごと)く死刑」(3日付新潟新聞見出し)。予審や検事の論告通りというのは予想できたとしても、ミタまで死刑というのは予想外だったのではないか。

 同記事の脇見出し「極悪人親子の果」と、本文の「あくまで図太き被告4名は、さらに驚きたる様子なく平然として退廷せり」という表現は相変わらずひどい。ベタ(1段見出し)という扱いにも驚かされる。

「不思議極る殺人事件」は「事件に立ち会った福田検事正が、非常に本件に対して峻厳な態度をとり、公判で証人の喚問にもろくに同意せず、裁判長もかくのごとき疑獄に対して十分念入りの取り調べもせず、ほとんど即決同様で判決を下してしまったそうである」と批判。「続史談裁判」は「検事正の立ち会いに押されたのだろう」と書いている。
0003それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:53:48.19ID:UcFkIqmM0
4人は控訴、検察側も…
 4人は控訴。「続史談裁判」によると、検察側もミタの量刑について控訴した。同書は「不思議極まることには、検事も祖母ミタについて、求刑通りに死刑判決をしたのは重すぎるといって、控訴していることである」と書いているが、ミタに対する求刑は無期だったことを誤解している。

 大場弁護士は、控訴審で弁護を担当することになった経緯を「不思議極る殺人事件」に書いている。

「(一審の)今成弁護士から私のところへ弁護を依頼してきて、『誠に残念であるが、自分の力では及ばない。事件は実に疑獄であって、不思議極まる犯罪である。どうか先生の尽力をもって本件を解決してください』と言ってよこしたので、私もはじめはどうなることかと思っていたが、何分4人の生命に関する大事件である。でき得る限りは精査せねばならぬと決心して引き受けるに至った」
0004それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:54:19.02ID:qpeLSi/YH
戦前の裁判とかクソ適当やろ
0005それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:54:56.74ID:wiuo7f450
平成でもあったやん
0006それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:55:16.60ID:UcFkIqmM0
●1.人を殺すという犯罪の動機が極めて乏しい

 被告らは300円を詐取しなければならないというほど困っていないし、必要もないことは一審判決も認めている。

 幸次郎の人格といい素行といい、一家共謀して恐ろしくも殺さねばならぬという理由がない。息子たちは父親と仲が悪かったかといえば、それどころではない。幸次郎は非常に子どもたちをかわいがって、小遣いなども余分に与えていた。

 マサは幸次郎と夫婦げんかもしたし、ミタと幸次郎が衝突した場合にはいつもミタに加担していた。だが、それは夫につけばますます騒ぎが大きくなるからだ。こう観察してくると、何のためにこの重大な犯罪をしたか怪しまずにはいられない。
0007それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:56:08.51ID:UcFkIqmM0
●2.被告要太郎は極めて温順な性格である

 自分をかわいがってくれた父を殺すのだから獰悪(獰猛で悪い)な人間であるはずなのに、事実は反対。

 横越村には「忠誠會」という青年会があるが、要太郎は衆望を担って会長を務め、酒も飲まず、遊里に足を踏み入れず、業務に勤勉な村の模範青年。小学校を卒業した後も中学の講義録を取って仕事の余暇に勉強し、忠誠會の夜学に通学していた。

 この青年が聞くも恐ろしい親殺しをしたとは思えないと、要太郎を知っている人は口をそろえている。
0008それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:56:59.35ID:UcFkIqmM0
●3.最初に犯行を自供した幸太の申し立てに矛盾が多い

 事件の前夜、父の留守中、4人が茶の間で殺害の相談をしたというが、その夜は6時から8時半まで、要太郎も幸太も忠誠會の夜学に行っていたことは事実。父と前後して帰宅していて、留守中に相談する時間はない。

●4.凶器の点が不合理

 幸次郎の頭部の傷は7カ所。杵で殴ったとすれば、頭部はみじんに砕けるが割れるかしそうだが、傷はいずれも口を開いている。1寸(約3センチ)に1寸3分(約3.9センチ)の「く」の字型の傷は凶器が杵でないことが常識で判断できる。医師の鑑定によると、幅7分(約2センチ)長さ2寸(約6センチ)以上の鈍器としている。凶器は杵でないことは非常に明白だ。
0009それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 03:59:11.78ID:UcFkIqmM0
 では、なぜ要太郎と幸太が自供したのか。大場弁護士は「不思議極る殺人事件」で、弁護を引き受けると直ちに東京監獄に行って直接、幸太と要太郎から聞いた話を次のように書いている。

〈 幸太 父が殺されて気が転倒しているところへ、予審判事や検事が父が殺された現場へ連れて行って、確かにおまえが殺したのだろう。ほかの3人は皆自白している。おまえはまだ年が若いから、事件に関係していても監獄へ行かずにすむから言えと脅かされて、予審判事に聞かれる通り、何事もハイハイとだけ返事をしたのですが、後になって気が落ち着いてくると、全くとんでもないことを申し立てたのですから、いまさら後悔しています。〉

〈 要太郎 私が何で父を殺しましょう。予審判事の前で心にもない自白をしたのは、全く一家を思ったからです。察してください。父を殺されたその日に一家4人は皆監獄へ入れられて、残っているのは幼い弟妹ばかりです。そのうえ、70近い祖母は監獄に入ったために死ぬかもしれません。ここで私が1人で殺したと言えば、3人は出獄できる。予審で殺したと申し立てたところで、実際殺していないのですから、公判へ回れば事実の真相は分かるだろう。とにかく私1人で引き受けて3人を出獄させたいばかりに虚偽の自白をしたのです。〉
0011それでも動く名無し
垢版 |
2022/11/28(月) 04:14:27.95ID:qVFIhRwL0
貼られるのおせーから原文読んだけど結局冤罪死刑やん胸糞悪いな
0012それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 04:23:35.60ID:eu85lJAk0
浦島エントツって
0013それでも動く名無し
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2022/11/28(月) 04:26:07.41ID:HDiE9H8b0
冤罪作りまくってた敏腕デカとか居たし昔はこんなんばっかりやろ
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