DeNAが、新外国人として米大リーグ通算144試合登板の実績を持つ救援右腕、ジェフリー・ベンジャミン・ウェンデルケン投手(29)=前ダイヤモンドバックス=を獲得することが27日、分かった。近日中に発表される。今季メジャーで29試合に登板し、平均153キロを計測した直球とスライダー、チェンジアップが武器の剛腕。残留が決まった守護神・山崎康晃投手(30)とともに、25年ぶりの日本一へ強固なリリーフ陣を形成する。

【表でみる】J・B・ウェンデルケンのメジャー年度別登板成績

強力な救援陣で、悲願の頂点をつかむ。DeNAがメジャー通算144試合の登板を誇る新助っ人右腕、ウェンデルケンを獲得することが判明した。

185センチ、110キロの堂々たる体格から今季平均153キロをマークした威力ある直球と、奪三振を狙えるスライダー、チェンジアップなどを操るパワーリリーバーだ。2016年に右肘の靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けたが、19年から4年連続で20試合以上に登板。20年には21試合に登板して防御率1・80の成績を残すなどメジャーで実績を上げてきた。

DeNAは今季、リーグ1位の71試合に登板した伊勢、70試合で同2位のエスコバー、57試合で同5位タイの入江と中継ぎ陣が勝ちパターンを形成し、昨季の最下位から2位に躍進したチームを支えた。一方で、3投手にかかる負担が大きく、三浦監督は「層をもっと厚くしていかないといけない」と話していた。

前日26日には、今季37セーブを挙げクローザーとして復活を果たした山崎が、ファンフェスティバルで来季の残留を涙ながらにサプライズ発表。新たに6年契約を結ぶことが決まった。