貴景勝に綱取りの可能性 横審・高村委員長明かす…優勝決定戦でＶ逸も来年初場所の高レベルＶで
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日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会（横審）は２８日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。
会見した高村正彦委員長は「横綱推挙の条件として、大関が２場所連続で優勝、もしくはそれに準ずる成績を挙げたものということになっていますが、今度の貴景勝の場合も、それに形の上では該当しますね、ということを（協会側へ）お聞きしましたら『形の上では該当する』と。その中で実際に横審に諮問するかどうかということには『成績、それまでの大関としての成績等を考えて、相当、次の場所でいい成績で優勝するというようなことを考慮することになるのではないか』というようなお答えがあったと思っています」。来年初場所（１月８日初日、東京・両国国技館）で全勝などの高いレベルでの優勝なら、横綱昇進諮問の可能性に言及した。 さらに高村委員長は「３人のともえ戦の中に大関の貴景勝が含まれたということは、勝てなかったけれども、意義があったと、こういうふうに思っています」と大関が優勝決定ともえ戦に進出した意味の大きさについても話した。
また、１０月に両膝手術をした影響で、九州場所を全休した横綱・照ノ富士（伊勢ケ浜）について、高村委員長は「手術後の経緯を、どういう状況なのかを（協会側に）おたずねしました。『まだどれくらい出られるかよくわからない』という答えがありましたが、『春の巡業には参加されるという話しを聞いています』ということを（巡業部長の）春日野親方（元関脇・栃乃和歌）からお話しがありました。必ずしも確定的なことであったかどうかはわかりません」と明かした。
さらに、高村委員長が委員としての１０年の任期を迎えることから、来年初場所後の会合をもって委員を退任。後任の委員長に山内昌之委員（東大名誉教授）の就任が決まったことも明かした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
