一般社団法人「Colabo」に関するデマや誹謗(ひぼう)中傷を繰り返したとして、同法人は29日、東京都の40代男性を相手取り、計1100万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。

法人側は「確かに単純な計算ミスが一部あった。書類は都の指摘を受けてすでに出し直している」と説明。投稿については「修正前の書類のみを公開し、何も訂正していないかのような印象がふりまかれている」と訴えた。

 男性の投稿の影響で、Colaboを支援してきた人たちから、寄付や食料支援をやめたいという申し出があったという。

 29日に都内で会見した仁藤さんは「女の子たちのよりどころとなっていたバスを傷つけられ、私自身の体を傷つけられたような気持ちになった。女性のために声を上げること自体への攻撃で、止めなくてはならない」と訴えた。