0001それでも動く名無し
2022/12/02(金) 13:17:53.70ID:4QgW4FiJa井上
あとは、自分の中にも何かあって。喜んでもらいたいというのが。世の中の人、自分にとっては読者だったり、アニメの視聴者だったり、『SLAM DUNK』を見てくれてた人たちがいて。で、割と予測しない形で終わってるじゃないですか。自分としては物語的にはああいう形で終わりたくて、思った通りに終わったんです。でも、世の中的には驚きをもって、人によっては悲しまれた人もいらっしゃったと思うんです。やり切ったという気持ちが大きいんですけど、その一方で悲しませた、そういう人もいたなっていう気持ちがあった。
例えば、単行本が累計1億冊になった時に感謝の気持ちを表したくて新聞広告を打ったり、廃校を借りてイベントをやったり。あとはイラスト集とか、単行本の完全版とか新装再編版とか。そういうことをやってきたんですけど、何か新しく描くことでちょっとでも喜んでもらいたいというのがあって。その都度、喜んでくれる顔を見てきたので。喜んでもらえるのであれば、という気持ちがあったと思います。