福島 双葉町 ブロッコリー出荷へ 原発事故後 初の農産物出荷

東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉町で、近く県による放射性物質の検査を経て、ブロッコリーが出荷されることになりました。双葉町から農産物が出荷されるのは、原発事故のあと初めてです。

福島第一原発が立地している双葉町は、原発事故によって全域に避難指示が出され、すべての住民が避難を余儀なくされたため、農産物の出荷が途絶えていました。

栽培農家の木幡治さんは、先行して除染などが行われ、ことし8月に避難指示が解除された地区の畑でブロッコリーを栽培していて、近く、原発事故のあと、双葉町で生産された農産物としては、初めて出荷することになりました。

この地区で作られたブロッコリーは、試験栽培で国の基準を超える放射性物質が確認されなかったため、出荷制限が解除されていて、今月中に収穫してから、福島県の放射性物質の検査を経て、地元の農協に出荷される予定だということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221202/k10013910311000.html