0001それでも動く名無し
2022/12/03(土) 09:22:56.44ID:CyJccPfId元々、“打てる捕手”として定評があった。2019年には打率2割6分6厘、59打点とキャリアハイの成績を残した。だが、昨季終盤からベンチスタートも増えた。
今季も2学年後輩である坂本誠志郎との併用の影響もあり、100試合の出場で打率2割2分8厘、25打点だった。
3年契約の1年目を終え、現状維持の推定1億6千万円で契約更改した2日の会見では、「個人の成績うんぬんよりも、毎年優勝しか言っていない。そこに行き着いていないからこそ、悔しいシーズンだった」と話し、自身の成績にはあまり触れなかった。複雑な思いを抱えていた。
15シーズンぶりに阪神のユニホームに袖を通した岡田彰布監督が、梅野を正捕手で起用する方針を示したことについて問われた時だ。「本当にうれしく思います」と切り出し、続けた。
「ずっと自分がここ何年も(捕手を)やっているけど、いつになったら正捕手と言われるのだろうなと思いながら、もがきながら(やっていた)」
2018年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。19年には123捕殺で、捕手のシーズン最多捕殺記録を65年ぶりに更新。昨夏の東京五輪代表としてもプレーした。若手投手が多い阪神で、自分が引っ張っているという自覚は十分だった。
今季のシーズン中には、捕手併用制について理解を示しつつも、「途中からいくのは本当に想像以上に気持ちの切り替え、メンタル面をコントロールするのが難しいです」とこぼしたこともあった。
この秋、野手最年長ながら秋季キャンプに参加した。守備練習でも声を出し、それが終わるとブルペンへ行き、投手陣の球を積極的に受ける濃厚な日々を過ごした。
自分のことよりもチームのことを考える梅野だからこそ、厳しい言葉も出た。 「(これまでは)ぬるま湯につかっていて勝てなかったので、新体制で、一つのノックからピリピリした、良い環境なのかなと」 正捕手として名前を挙げられても慢心はない。
「モチベーションはもちろん上がるけど、一番は責任をもってしっかりやっていかないといけない」
岡田監督が守り重視の野球を掲げているとはいえ、レギュラーで出続ける以上はある程度の打撃成績も求められる。そこも承知している。
「(個人として目指す数字は)全然考えてないけど、やりきったからこそ賞はついてくると思う。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を狙いたい」(大坂尚子)