女騎士箕輪はるか「くっそー、邪悪な魔物め…いっそ殺せっ!」近藤春菜「いやオークじゃねえよ!」
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はるか「え、じゃあどなたですか?」
春菜「この格好見ればわかるだろ!姫だよ!」
はるか「失礼いたしました、オークの姫とは知らず」
春菜「だからオークじゃねえよ!お前が助けにきた奴だよ! 」
はるか「あー、姫!ご無事で!よかったです!」
春菜「よかったじゃねえよ!お前らが中々来ないから一人でオークをボコって脱出しようとしてたんだよ!」
はるか「さすが、同族にも容赦ないんですね!」
春菜「だから同族じゃねえよ!」
はるか「でもなんか、心なしか顔色が悪いような…美貌が台無しです」
春菜「え!?そう?まあそうかしら?」
はるか「普段はもっと緑色の顔をしてて」
春菜「だからオークじゃねえよ!」 漫才動画ひとつもないのな
コントだけどテレビ番組転載っぽいのはあった ハリセンボンのコントってリアルにこれくらいのレベルよな サンドウィッチマン伊達「ここが異世界か、興奮してきたな」
伊達「まずはギルドに入らないとな、おっここが冒険者ギルドか」
富澤「こんにちは、どのようなご用件で?」
伊達「初めてなんだけどさ、入りたいんだよ」
富澤「す、すみませんここは暴力団じゃ」
伊達「いや分かるわ。暴力団に入ろうとして来たんじゃねぇよ。見た目で判断するな」 今になっていっちがハリセンボンの再現しようと思ったところだけ面白い 伊達「ここ冒険者ギルドだろ?ギルドに入りたいんだよ」
富澤「冒険者登録ですね。そしたら名前を教えて下さい」
伊達「伊達みきおだよ」
富澤「伊達…もしかして!あの伊達ですか!?」
伊達「なんだ?もしかして『伝説の勇者と同じ名前だ!』みたいなやつか?」
富澤「テニスの…」
伊達「いやクルム伊達公子のこと!?違うわ!そもそもこの世界にいんのかよ」 富澤「じゃあ使える魔法とかスキルとかありますか?」
伊達「あー、今のところなんも能力持ってないな」
富澤「伊達、無能と」
伊達「もう少し言い方考えろよ。なんだ無能て」 伊達「てかあのさぁ、俺異世界転生してきたんだわ」
富澤「はい」
伊達「そんで魔法とかよく分かんねぇからさ、簡単に教えてくんない?」
富澤「あーいいですよ」
富澤「まず魔法には色々と属性があって、例えば火属性だと火の玉を出したりとか」
伊達「あーなるほどな、ありがちなやつね」
富澤「あと毛属性っていうのがあって」
伊達「毛!?あの毛?なんだよそれ気になるな」 富澤「モンスターに毛を生やしたりできるんです」
伊達「いらねぇわそんな魔法!リーブ21みたいだな」
富澤「リ…リーブ?」
伊達「あーそうかここ異世界だから知らねぇのか、えっとな」
富澤「そのリィ~ブ~にじゅーいち♪ってのは一体?」
伊達「お前知ってんな。おい、CMのやつ知ってんだろ」
富澤「和田アキ子の」
伊達「和田アキ子まで知ってんのかよ。さっきから伊達公子やら和田アキ子やらなんで異世界人が知ってんだよ」 富澤「もしよかったらどの属性の魔法が使えるかテストしてみます?」
伊達「お!そんなんできるの?やってくれよ」
富澤「じゃあこの水晶に手をかざしてください」
伊達「こうか?」
富澤「はい…おお!風属性が使えるみたいですよ!」
伊達「風?あーモンスターを風で吹き飛ばすみたいなやつ?」
富澤「いえ、モンスターの体調を悪くしたりできます」
伊達「あ、そっちの風邪!?微妙だなおい! 富澤「じゃあ最後の手続きになりますが、自己PRをお願いします」
伊達「自己PR?なんだよ急に入社試験みたいなやつ。」
伊達「まぁいいや、まぁ俺は辛抱強いって言われるな、何事も耐えるのが得意なんだよ。そういうのがモンスター退治にも活かせるんじゃねぇかな」
富澤「ちょっと何言ってるか分かんない」
伊達「なんで分かんないんだよ!俺が異世界から来たって言ったときは無反応だったくせによ、なんでこれが分かんないんだよ」 伊達「もういいよ、クエスト受けさせてくれ」
富澤「どの程度のレベルのやつにいきますか?」
伊達「うーんそうだな、じゃあまずゴブリンみたいな弱いモンスターの退治かな」
富澤「じゃあこのバファリン退治というのがありますが」
伊達「バファリン!?ゴブリンじゃなくてバファリン!?」
富澤「ただこのモンスター風邪耐性持ってるんですよねぇ~」
伊達「そりゃそうだよ、バファリンだもんな。風邪になんねぇよ」 伊達「風邪効かないなら他のモンスターにするわ」
富澤「これ以外だとめっちゃ強いハイランクモンスターしかいませんよ」
伊達「ハイランク?」
富澤「めちゃめちゃ恐れられてるモンスターです」
伊達「まじかよ。うーん、まぁいいや行ってやるよ、なんてモンスターなんだ」
富澤「和田アキ子って言うんですけど」
伊達「いやアッコさんモンスターになっちゃった!?」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています