もう一つ印象的だったのが、秋季キャンプでの手締めのあいさつだ。ナインに「来年の2月まで覚えておいてほしい言葉があります。それは“Believe”です。自分が一番と信じること。チームメートを信じること。世界一になることを信じること」などと呼びかけた加藤豪に「Believe」を使った意味を質問すると「本当にいい質問です」と笑顔になり、こう答えてくれた。

 「打率3割でも、OPS(出塁率+長打率)が・800以上打っていても、何でメジャーに上げてくれないんだと考えた時に、メジャー経験がない選手を上げるのは、GM、オーナーにはかなりリスクがあるので、信用してくれなかった。自分が自分を信じていなかったら、フロントが自分を信じるわけがない。自分を信じて、やっとメジャーに行けた。なので“Believe”という言葉は、自分には凄く大切な言葉です」。来年から日本で始まる新たな挑戦。記者は来年1月から日本ハム担当を外れるが、取材やヒーローインタビューを通じて加藤豪からどのような言葉が飛び出すか、今から楽しみでならない。

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